よくあるご質問

リモートコントロールについての注意点

当社DC-DC コンバータ等のゲートイン端子及びPC端子を高速にオン・オフされますと条件によっては、出力に過電圧を発生する場合があります。
過電圧になる条件は、ゲートイン端子及びPC端子をHレベル(開放/動作)から約2mS?約10mSの間Lレベル(動作停止)にして復帰させ、無負荷あるいは定格出力電力の30%以下の軽負荷の場合です。負荷が重ければ過電圧になりませんし、2mS以下では応答せず、10mS以上の間隔を空ければ通常の立ち上がり波形となります。
機械式の接点でオン・オフする際にチャタリングがあると、上記の時間間隔になってしまうことがあります。この時は接点間にコンデンサを追加してなまらせるとOKです。
パック品のイネーブル・ディセーブル端子も一部の製品で同じ現象が発生する場合がございます。

バイコーハイパワーDC-DCコンバータの過大なコモンモードサージ電圧による影響と対策

バイコーハイパワーDC-DC コンバータについては、外部から印加される急峻なコモンモードサージ電圧によって、内部の制御回路が誤動作し故障に至ることがあります。

この問題は、特に高電圧の方形波を出力するインバータ、あるいは、パワーアンプ等の用途に、バイコーハイパワーDC-DC コンバータファミリ製品を使用される場合すべてについて、入力−出力間(入力−ベースプレート間を含む)の電圧変化が10V/ μ sec を超える場合については、図1.の経路で内部制御ICが誤動作を起こす場合が考えられるため、何らかのサージ低減対策を推奨しております。


実際には、電圧の変化率が10V/ μ sec では問題になることはありませんが、20 〜30V/ μ sec を超えると問題になる可能性があります。
このような急峻なサージ電圧が発生している環境下で、DC-DC コンバータの一次側制御IC の誤動作を防ぐ方策として、DC-DC コンバータの入力側、もしくは、出力側にコモンモードのLC フィルタを設けることを推奨いたします。
インダクタの形状は通過電流の大きさに依存しますので、DC-DC コンバータの入力もしくは出力のうち、電圧の高い側(すなわち電流値が小さい側)にフィルタを設置します。図2. に一般的なコモンモードLC フィルタの構成を示します。インダクタ、および、Y コンデンサについては、大きな値の部品を使用すればフィルタの減衰率も高まります。
サージ電圧の立ち上がりにおける時間と電圧変化値を実測波形から読み取り、実装スペースを考慮しながら最適化を図ることもできます。

過電圧保護回路

モジュール出力電圧が一定電圧を超えた時(過電圧状態)、負荷側回路保護のためにモジュールの動作を停止させるための回路です。バイコーバラエティDC-DCコンバータVI-J00シリーズは、過電圧保護回路を内蔵しておりませんので、図1のような回路を外付けします。

高出力電圧の生成

電源システムが、48V 以上の出力電圧を要求する場合には、複数のDC-DC コンバータを直列接続することにより解決することができます。当社製DC-DC コンバータの全ラインナップは、直列接続に適用できますので、あらゆる出力電圧の設定が実現できます。 ここでは、下記の3通りの直列接続の方法を紹介いたします。

出力電圧のソフトスタート回路

負荷へのストレスを軽減するため、出力電圧を徐々に立ち上げていく「ソフトスタート回路」です。当社製のDC-DCコンバータを用いて回路構成例を示します。

定電流源の構成

DC-DC コンバータをバッテリー充電・電気分解・電気メッキ・レーザーダイオード電源等の定電流制御用途に用いる場合、外部に簡単な回路を付加することにより定電流システムを構成することができます。

出力電流モニター信号回路

図1に示す回路を構成することによって、図2のように電源モジュールの出力電流(あるいは入力電流も可)をモニターする信号を得ることができます(電流の流れる方向にご注意ください)。

信頼性向上のための並列冗長運転 (リモートセンスの場合)

【例】バイコーバラエティDC-DC コンバータ VI-200&VI-J00 シリーズの場合

雷サージ対策の推奨回路
  1. 概略DC-DC コンバータは、それ自体にサージ抑制回路を備えておりません。従って、ノイズフィルタの前にバリスタまたはガスチューブアレスタを追加する必要があります。
  2. 回路構成例
    1. コンバータの入力ライン間にサージ電圧が加わる場合は、コンバータの入力の直前の電解コンデンサの値を大きくすれば効果があります。100 μ F 以上が目安です。
    2. ライン共通−アース間にサージが印加される場合は、コンバータ内部の1 次− 2 次間の絶縁強度(トランス、フォトカプラ)が問題となります。
      この場合は、コモンモードチョークコイルとY コンデンサ(EMI)フィルタのライン−アース間)で抑制します。
    3. 入力ラインからアースに落とすバリスタ(アレスタ)からアース線までの配線経路を最短にすると効果があります。バリスタは故障モードが短絡ですから、バリスタの前には必ずヒューズが必要です。
      また、ガスチューブアレスタを使用し入力電圧が高い場合には、一旦放電開始すると連続して電流が流れる(続流)対策として、バリスタとの複合部品等を使用する必要があります。

雷サージ対策の推奨回路
  1. 電圧降下や大電流のため、電源バスが太くなることによる配線作業等の負担が軽減できます。
  2. プリントボード上に大きなコンデンサ等の占めるスペースを削減できます。
  3. 故障等によるシステムダウンのリスク分散ができます。
  4. アナログ回路技術者の設計工数、納期を減少できます。
  5. 仕様変更に伴う設計変更に対して容易に対応できます。